日々の糧となりたもうことなかれ

特に何がとか言った意味はなく只々気の赴くままに

主人公と私

最近友人と主人公って何か?という話をしました。そこで出てきたことなのですが、主人公は私達が感情移入できるように、私たちに近い普通の人に設定することがあるそうです。

 

例えばハリーポッター。偶然ヴォルデモート卿を倒しましたが、彼自身は平均的な生徒です。例えばホビットの冒険のホビット。彼も最初は臆病な普通の人?でした。今期のアニメ、Re:ゼロから始める異世界生活の主人公スバルは、普通どころかヒキニートです。いろんなキャラクターが感情移入しやすいように設定されています。それもそのはず感情移入してもらえればそれだけ、読者が作品にのめり込んでくれるのですから。あるあるネタが面白いのと同じ理由ですね。

 

ですが一つ言いたいことがあるのです。ハリーは勇気があります。ホビットも、スバルも。みんな勇気があるのです。一方私はどうでしょう?私はどちらかと言うと臆病な方でしょう。もし自分の命が稀代の大魔法使いに狙われたならば、直ちに軍門に下るでしょう。私がホビットだったらそもそも物語は始まりません。私がスバルだったら、死に戻りした時点(死に戻りしていると気づいた時点)で何もなかったことにします。できるだけ平穏に何事も無く、冒険心はなく生きていきます。みんな私と違って勇気だとか、使命感だとかに溢れているのです。だから肝心なシーンに限って感情移入ができないわけです。

 

特に何が書きたいとかではないのでが、今回言いたかったことは言うほど物語って感情移入できるものじゃないと思うのです。

 

お後がよろしいようで